概要
当社では、香港で開催される展示会や商談、各種イベントで通訳者として数時間から数日間パートタイムでお仕事をしていただける方を広く募集しています。
業界や業種は様々ですが、専門的な知識がなくても対応可能なお仕事もあれば、国際会議の同時通訳など専門的なスキルが必要なお仕事まで、皆さまの語学レベルとご希望に応じたお仕事を紹介いたします。
ご自身でお仕事を選ぶことができますので、通訳に興味のある方はぜひお気軽にご登録ください。
次のような方を募集しています!
- 語学力を生かして仕事がしたい学生の方
- 香港在住で語学力に自身がある主婦の方
- フリーランスとして通訳をされている方
- 国際会議などで通訳業務を経験された方
- 展示会ブースでの通訳業務
展示会に出展されている企業のブースでの受付や、企業様とお客様のコミュニケーションをサポートするお仕事です。
展示会ブースでの通訳業務ではお客様にわかりやすく商品やサービスの説明をしたり、販売のアシスタントをしたり、ただ言葉を通訳する以外のスキルも求められます。
また、展示ブースでの通訳業務は基本的に立って行いますので、ある程度の体力が必要です。
明るくにこやかに対応できる接客力なども求められます。
展示会における通訳業務の場合、事前にサービスや商品に関する研修を行うこともありますので、サービスや商品に関する知識は無くても問題ありません。
- アテンド・視察の随行通訳業務
企業への表敬訪問や商談、現地視察や工場見学、ショッピング、観光などクライアント様に同行し、その場で通訳を行うのが随行通訳のお仕事です。
移動を伴うお仕事なので、通訳としての語学力や知識はもちろん、細やかな気配りやアクシデントにも柔軟に対応できる臨機応変さが求められます。
- 商談会での通訳業務
企業で行われる会議やプレゼンテーション、電話・TV会議などにおいて、商談がよりスムーズに進むようサポートするのが商談会における通訳のお仕事です。
商談会で通訳をするにあたっては、商談の目的やゴール、背景や商談先の習慣などに関する知識・理解も欠かせません。
通訳者の能力次第でビジネスの成功が大きく左右されることもあるため、大きな責任が伴います。
商談の場で通訳業務を行う際は、事前に商談の規模や議題、プログラムや専門用語などのヒアリングが必要です。
また、商談では「交渉」が欠かせないので、語学力だけでなく交渉力や専門的なトピックに対応できる知識も求められます。
- 各種イベント(セミナー・
研修・シンポジウム)の
通訳業務
セミナーや研修で発表者が話される内容を参加者へ正確に伝え、理解してもらうのが、イベントにおける司会・通訳の役割です。
通訳者は主催者の目的やゴールを理解するだけでなく、参加者が成果を得られるように工夫することが求められます。
事前に発表者や講師と打ち合わせをしたり、発表内容を事前に把握しておいたりすることも重要です。
司会も兼ねた通訳の場合、声質や声の大きさ、容姿なども選考の際に重視されます。
- 記者会見・製品発表会の
通訳業務
企業や自治体などがメディア向けに発表する新商品や新サービスの内容を正確に伝え、質疑応答にもその場ですぐに対応するのが記者会見・製品発表会の通訳業務です。
クライアントからの情報を正確に伝える語学力と知識はもちろん、記者会見の場や製品発表会の場での失礼のない立ち居振る舞いや臨機応変さも求められます。
記者会見の席では、イメージキャラクターとして芸能人が起用・登壇されることも珍しくありません。
通訳は芸能人のイメージをも左右してしまうことがあるので、「自分が通訳を行う人がどう見られるか」を客観的に分析できることが重要です。
- 国際会議の同時通訳とは
国際会議や株主総会、シンポジウム、パネルディスカッションなど、大勢の出席者に対して、会議の内容をほぼタイムラグなしに通訳するのが国際会議における同時通訳の業務です。
同時通訳は、会議の内容を聞きながら同時進行で通訳をしなければなりません。そのため非常に高度な技術が求められます。
また、会議の内容を正確に通訳する豊富な知識も必要不可欠です。
国際会議で活躍する同時通訳者はトップクラスの通訳者であると言っても過言ではなく、専門性を生かして活躍している人もたくさん居ます。
お申し込みの流れ
- ご応募
通訳として登録を希望される方は、下の「お申し込みボタン」からご応募ください。登録に際して、登録料などは一切かかりません。
応募される際は英語または日本語の履歴書を添付いただけますと幸いです。
なお、履歴書には以下の情報をご記入ください。- 顔写真
- HKID番号
- 連絡先(携帯番号・メールアドレス)
- 対応可能な言語と語学レベルの根拠(日本語能力試験 N1など)
- 通訳の経歴または実績
- 得意な業界または通訳したい案件
- 対応可能な曜日・時間帯
- 希望の時給および勤務条件
- 面談
- ご登録いただけましたら、後日語学力チェックのため面談を行います。
- ご連絡
- 面談結果に基づき、通訳業務が発生した際に個別にご連絡いたします。
その際にスケジュールや報酬等を確認させていただきますので、何かあれば遠慮なくお知らせください。
通訳の形式とは?
- 逐次通訳 (consecutive interpreting)
- 逐次通訳とは、発言者が話した数センテンスの言葉をその都度通訳するスタイルの通訳です。
数センテンスごとに話を区切って通訳を行うため、話を正確に理解しやすいという特徴があります。
比較的需要は多いですが、発言者が話したことを通訳者が繰り返すため会話に2倍の時間がかかってしまうという短所があります。 - 同時通訳 (simultaneous interpreting)
- 同時通訳は、発言者の話をほぼタイムラグなく即時に通訳するスタイルです。
対面で行うことは珍しく、同時通訳者は専用のブースに入ってヘッドフォンから発言を聞き取り、マイクに向かって通訳を行います。
国際会議などたくさんの人が発言者の話を聞く際などに行われることが多い通訳です。 - ウィスパリング通訳 (whispered interpreting)
- 通訳を必要とする方の横または後ろで、ささやくように小さな声で通訳するスタイルです。
通訳を必要とする方が少人数の場合によく見られ、テンポ良く会話を進められるという特徴があります。
通訳のレベルと仕事内容
通訳業務について一通り解説したところで、レベルごとに求められるおおまかな語学レベルをご紹介します。
- 通訳入門
- 大学や専門学校などで日本語を学習し、日本語検定1級を取得していることが最低条件です。
日常会話は問題なくできる一方で、社会人としての経験や通訳の経験は少なく、まだまだ通訳としては初心者レベルであると言えるでしょう。
逐次通訳であればある程度業務を行うことができます。
このレベルの通訳者におすすめの通訳業務は「展示会ブースでの通訳」です。
- 通訳初級
- 日系企業での就業経験や日本の大学への留学経験などがあり、通訳として2~3年の経験がある方が該当します。逐次通訳においては安定した対応が可能なレベルです。
このレベルの方には「アテンド・視察の随行通訳」などの仕事をお願いしています。
- 通訳中級
- フリーランスの通訳者として2~3年の経験があり、逐次通訳に問題なく対応できるだけでなく、同時通訳やウィスパリングも対応可能なレベルです。
交渉力が求められる商談会での通訳や、丁寧な対応が求められる各種イベントの通訳などでご活躍いただきます。
- 通訳上級
- フリーランスの通訳者として5年以上活躍されている方が該当します。専門的な知識が必要な通訳にも対応することができるため、記者会見や製品発表会において通訳業務を担当していただきたいレベルです。
- 通訳トップクラス
- 10年以上通訳者として第一線で活躍されている方で、重要な交渉や国際会議での同時通訳なども問題なく対応できるレベルです。
ご登録いただいた場合、国際会議の同時通訳など高度なスキルが求められる業務で活躍していただきます。
通訳者に求められる資質
通訳者は単に言葉を訳せれば良いというわけではありません。通訳者として活躍するためには、次の3つの資質が必要不可欠です。
- コミュニケーション力
通訳者として活躍するには、発言者の言いたいことを的確・正確に通訳するだけでなく、聞き手の立場に立った話し方や声の大きさで通訳するスキルも欠かせません。
また発言者が上手く言えないことを察して、的確な言葉で通訳する判断力も必要です。
通訳の現場では、突然ハプニングやアクシデントが起こることもあります。
そんな場合でも、周囲の人とコミュニケーションを取って柔軟に対応できる能力は通訳者として身に着けておきたいスキルです。 - 幅広い知識
通訳者として活躍するには、幅広い知識が必要です。自分の専門外の分野であっても、積極的に知識や専門用語などを学習する貪欲さが求められます。
語学力だけでなく、蓄えている知識の量も通訳者のパフォーマンスを左右する大切な要素です。
現状に満足しない謙虚さと、常に新しいことを知りたい・学びたいという旺盛な好奇心が、あなたの通訳者としてのレベルを1段階も2段階も高めてくれるでしょう。 - 人間性
通訳には、通訳者の人間性が現れます。特に言語能力や知識だけでは対処しきれない場面に人間性が現れるので、常に人間性を高める努力をしましょう。
通訳に限らずどのような仕事にも言えることですが、仕事に対して誠実に謙虚に取り組むことでクライアントから信頼され、「次もこの人にお願いしたい!」と指名していただける可能性が高まります。
当社では、誠実に謙虚にお仕事に取り組んでいただける通訳者の方を広く募集しております。
まだ通訳の経験が無い方でも、語学力に自信がある・通訳として一歩踏み出したいと思われたら、まずはお気軽にご応募ください。
面談を行い、ご希望をヒアリングした上で、案件が発生した際に個別にご連絡を差し上げます。